塾

  • ブックマークサービスに追加»
  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに追加
  • livedoorクリップへ追加
  • Googleブックマークへ追加
  • niftyクリップへ追加
  • fc2ブックマークへ追加

授業中、先生がドロン~あれ?隣から・・

もう10年以上前のことになるでしょうか。私が受け持っていた中学生のクラスに、M君という男の子が入塾してきました。テレビCMでもおなじみの大手塾からの転塾です。当時、その塾は次々と教室エリアを広げ、新規展開を図っていました。

さて、M君が塾に慣れてしばらくした頃、こんな驚くべき話を聞かせてくれました。会話調でちょっと再現してみましょう。

(M)あの塾はねえ、先生が生徒に問題をやるように言うと、すぐに教室からいなくなるんだよ。
(私)え? まさかタバコ吸いに行ったりするとか?

生徒に問題演習をさせている間に、教室を離れてタバコを吸ったりコーヒーを飲んだりするような不心得者の塾講師が、当時はまだいました。指導上の問題は当然として、安全管理の面からも、講師が教室を離れることなどあってはなりません。しかし、M君の答えは驚くべきものでした。

(M)ううん、そうじゃなくて、隣の教室で授業してる声がするんだよ。
(私)え? もしかして「かけもち」!?

あいた口がふさがらないとはこのことです。さらに続いたM君の話を要約してみましょう。

その大手塾の教室には、もともと講師が二人しかいなかった。文系・理系の二人の講師が、3時過ぎから始まる低学年から、夜10時くらいまで続く高校生のクラスまでを担当していたらしい。(これだけでも講師にとっては大きな負担です。)ところが、人員補強を行わないままにクラス増設が行われたのか、ある日から授業の導入が済むと、その講師が教室を出て行き、隣の教室で授業をするようになったとのこと。

要するに、2クラスを同時に一人の講師が担当し、導入と解説の時間をするクラスと、問題演習をさせるクラスをたすきがけにして、コマを回していたというわけです。

中学生のクラスで、講師の管理・監督のないまま問題演習を行っても、良い結果を生もうはずがありません。当然のように私語が始まり、教室がざわついて、最後には消しゴムや紙飛行機まで飛び交う事態にまでなったということでした。

この話で怖いのは、同時進行授業だけではありません。たった二人でひとつの校舎の授業を回すということ、これは指導上の無理・負担もそうですが、なにか突発的な事態に対して対応がまったくできないということをも意味するのです。

たとえば、家からの緊急連絡があったとしましょう。電話は本部一括で受けるようですが、その本部から講師に対してどのように連絡がゆくのでしょうか?教室の電話にせよ、携帯電話にせよ、講師は授業を抜け出すか、あるいは少ない休憩時間まで待つ必要があります。家からの連絡ひとつきちんと伝わらない塾…果たしてこのような塾に、安心してお子様を預けることができるでしょうか?

スポンサード リンク
?塾コンテンツ一覧
[↑]ページの先頭へ

運営者・お問い合わせ  プライバシーポリシー
Copyright(c) All Rights Reserved.