塾

  • ブックマークサービスに追加»
  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに追加
  • livedoorクリップへ追加
  • Googleブックマークへ追加
  • niftyクリップへ追加
  • fc2ブックマークへ追加

こんな先生じゃ成績は上がらない

まずは私自身の経験を例に、塾講師の研修のいい加減さについて述べてみましょう。

初めて私が講師として教壇に立ったのは、某国立大の学生だった時です。大学のアルバイト紹介で見つけたその塾は、個人塾ながらも二教室を展開し、下は小学生から上は大学受験生まで、手広く扱っていました。

最初は1対2の個別指導からです。研修なんてありません。「高校生に教えられるのは文系科目だけ」と伝えていたにも関わらず、「○大(国立大学)なんだから、高一の数学くらい大丈夫でしょ」と塾長に強引に生徒を押しつけられたこともあります。(もちろん散々な目にあいました)

講習時には集団指導クラスの授業も担当させられました。生まれて初めて黒板の前に立ったのは中学校2年生のクラスでしたが、やはり研修ひとつないままの私には少々荷が重く、当時の生徒には申し訳ないことをしたなと思います。

そんな経験をバネに(半ば意地で)授業研究に取り組んだおかげか、大学卒業後に正社員としてある総合塾に入社する頃には、かなりの自信を持って授業に臨めるようになっていました。自己流がどこまで通用するか、授業研修を心待ちにしていたものです。ところが、生徒数が2000名規模の総合塾でも、講師研修やそのレベルにはがっかりするばかりでした。

その塾での研修は、主に教材研究と模擬授業で成り立っていました。教材研究は塾のテキストをひたすら自分で解いてゆくだけです。模擬授業はベテラン講師らを前に、新人講師(時に中堅講師も)が授業を行うのですが、ある程度授業に慣れていた私は、「いいよいいよ」といわれるばかり。「うーん、大丈夫かなあ」かえって不安になってしまいました。

入社して初めての冬のことです。ある日、塾長から呼び出しがかかりました。
「○○教室の先生が突然辞めることになったんだ。申し訳ないんだけどそこに入ってくれるか」
体調がすぐれず辞めるというその先生は一線級のベテランで、もちろん小6・中3といった受験生クラスも担当しています。新米講師の私が、入試まで一月あまりの受験生を担当することなどできるでしょうか?不安で一杯でしたが、やるしかありません。寝られない日々が始まりました。

指導上行き詰ると、教科主任に相談するしかありません。指導のコツやポイントを逐一確認していると、教科主任も面倒になったのでしょう。「そういうのは自分でつかみとるもんで、教わるもんじゃないんだ!」そう突き放されたものです。

彼の言うことも分からないではないのですが、私の目の前には数十人の受験生がいるのです。結局、その一月あまりをほとんど寝ずに指導研究に費やしたことが、後々役立ったわけですが、塾の在り方としては最低ですね。

さて、私の経験談はこれくらいとしますが、少なくとも大多数の塾で、これと同等以下の研修しか行われていないことを明言しておきます。ある塾では、生徒の質問に戦々恐々とし、「ちょっと待ってね」といったん預かると、他教室の講師に電話で指導を仰ぐんだ、なんて嘘のような話を聞きました。こうなると、講師になる人間のレベルの問題ですね。こちらの話は、別に項を設けてお話しましょう。

スポンサード リンク
?塾コンテンツ一覧
[↑]ページの先頭へ

運営者・お問い合わせ  プライバシーポリシー
Copyright(c) All Rights Reserved.