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次々に辞める生徒、次々に変わる先生

退塾率というのは、担当講師の力量をはかるひとつのモノサシであり、経営者側からは厳しい視線が注がれています。とりわけ「クラス担任」といった責任者にとっては、退塾率が他のクラスに比してよくない場合、室長や塾長直々のお叱りを受けるだけではなく、給与そのものにも響いてくるわけです。

さて、この退塾率、皆さんはどのくらいの数字を想像されますか?実際に私が担当しているクラスを例にとりましょう。

私の塾は中学受験を専門とした進学塾ですので、6年生の退塾はあまりありません。

昨年(07年)度、6年生の上位クラス(23名在籍)で辞めた生徒は1名で、これは夏休みを前にして受験を断念し内部進学を決めた理由からです。2クラスあった6年生全体では2名、ほぼ同数が在籍する5年生2クラスで4名の退塾がありました。2学年100名のうちの6名の退塾ということで、6パーセントという数字が出てくるわけです。理由の詳細は、転校が3名、受験断念が1名、習い事との両立不可などそのほか2名でした。

この数字がすべての塾に当てはまるかというとそうではありません。私の塾に、生徒数公称○万名という大手塾から転職してきた講師がいます。彼は、「うちの塾の数字はまだまだましなんだなあ」と思わざるを得ない、耳を疑うような話をたくさん語ってくれました。

たとえば、4月初めに1クラス50名程度からスタートするという中学生1年生のクラス。それが7月の段階では、なんと20名内外が退塾するというのです。退塾率40パーセント!?

よくよく聞けば、小学部の生徒を強引に継続させてみたものの、中学校1年生クラスにあてられる講師は主に新人であり(このあたりは別に詳述します)、クラブ活動などが始まるにつれて通えなくなってくるということでした。この退塾率を責められるのは、もちろん担当講師・クラス担任(と教室長・校舎長)です。

ですから、新人講師が長続きしないのもある意味当然ともいえます。退塾率の追及に限らず、労働条件も非常に厳しかったようです。年間30パーセント以上の講師の入れ替わりがあると、彼は話してくれました。ということは、生徒達にとって少なくとも3人に1人の講師が毎年入れ替わるということで、これは大変なことだなあと思います

実際にこの塾を退職した場合、ハローワークで自己都合退職でなく会社都合退職として扱ってくれるんだ、なんていう笑えない話もありました。

生徒の退塾率、講師の離職率はその塾をはかるモノサシとして、大切な指標なのです。もっとも入塾してみないと実態が分からない、というのが問題ではありますが…。

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