塾

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40人もの小中学生をつめこんで大丈夫?

私は、どんな塾であれ「ダメ塾」という言い方をしたくはありません。なぜなら、「いい塾」というのは生徒個人個人の学力の伸長と満足度ではかられるものであって、塾がどのような形態・状況であっても、生徒が「最高の塾」と思って通い、結果が出れば「いい塾」となるからです。

それでも…現代には現代にあった塾のスタイルや、最低限守らねばならないルールがあると思います。今回はそんなひとつとして、集団指導の塾における「1クラスの適正人数」をあげてみましょう。

毎週のように折りこまれる、塾のチラシを思い出してみてください。「少人数クラス」「1クラス○名」といった文字が躍っていませんか?少人数クラスを謳う塾のなかには、「本当は大人数でやりたいのだけれど、どうせ集まってくるのは10名にも満たないし、よし少人数クラス制と書いておこう!」なんていう塾も少なくないことをまずは知っておいてください。

当然のことですが、ひとつの教室に1人でも多くの生徒を詰めこんだほうが、塾としては利益が上がります。指導しやすい人数というのは塾のシステムや講師の能力にもよりますが、個人的な経験からいうと進学塾であれば20~25名、補習塾であれば5~10名程度ではないでしょうか。大教室で100名の生徒を相手にして同じ効果が出るならば、経営上もちろんそちらの方がいいわけです。

しかしそれでは訴求力がなく、かえって生徒が減ってしまう。要するに「少人数クラス」というのは、経営者にとって諸刃の剣なわけですね。

以前私が勤めていたG塾は、地域で最も高い合格実績を誇る塾のひとつでした。中学受験を志す者はG塾へという流れができており、G塾の入会テストを突破するためにほかの塾に通う、というケースもよくあったのです。ただ、G塾の講師は話術に長けたベテランが多かったものの、老舗であった分、旧態依然とした指導方針はいたしかたないところがありました。

さて、G塾は小学生のクラスだけでも1学年6~8クラス、ひとつのクラスの人数はなんと40~60名もいて、別の塾から転職してきた私はその威容に驚いたものです。

生徒たちは、学校が終わるといち早く塾の教室にやってきます。良い席をいち早く確保する必要があるからです。
座席すら決まっていなかったG塾では、前方の席をとるためには早く来るしかなかったのです。私はだいたい6クラスほど同じ学年の授業に入りましたが、ひとつのクラスに約50名、計300名もの生徒の名前と顔を一致させるのは至難の業でした。さらに生徒の成績データもまとめられていなくて、果たしてこれでどのように指導すればいいのか、途方にくれたことを思い出します。

これは老舗がこれまでの栄光と人気に胡坐をかいた結果であり、クラスの適正人数を明らかにオーバーした例といえるでしょう。このG塾、当時の勢いはどこへやら、いまでは見る影もないことは言うまでもありません。

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