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合格者数にまどわされるな

「受験」を考えて塾選びをする生徒・保護者がもっとも気になる塾の数字は、「合格実績」ではないでしょうか。

進学塾のチラシやホームページには、誇らしげに難関校の合格者数が載せられているものです。合格者を多く輩出する塾=優れた塾、と思ってしまうのも無理はありません。ところで、その合格者数を見ていて不思議に思ったことはありませんか?

たとえば、A塾のホームページには、
○○中学校90名合格/(定員180名)
とあり、B塾のホームページでは、同じ中学校の合格者について
○○中学校120名合格!
なんて掲載されているのです。
ついでに小さな個人塾Cのホームページを見ると、
○○中学校5名全員合格!(受験者数5名)
とあったりします。

定員180名なのに、A塾の合格者とB塾の合格者を足すと、たった二つの塾だけでもう定員を超えてしまっていますね。そう、これは各学校の定員と、実際に学校が出す合格者数(入学辞退者の見込みを含んだ数を合格者として出します)が異なることから生まれるものであって、どちらかの塾が誇大広告をしているわけではないのです。(もっともA塾の定員表示に疑問がないわけでもないのですが)

では、このA塾とB塾、さらにC塾の三つが地元にあるとしましょう。塾選びをどう考えていけばいいでしょうか?

合格者数だけでいえば、B塾が優れているのは間違いのないところです。しかし、よく見てください。A塾・B塾には、その塾からの受験者数も在籍人数も記載されていません。要するに何名受験して、何名が不合格になったのかが、明らかでないのです。

たとえばA塾の生徒が100名受験して90名受かったのであればたいしたものですが、実際には200名の生徒が受験しているかもしれません。B塾も同様ですね。受験者数を明らかにしているのは、この三つの塾のうちC塾だけです。

ここに「合格者人数」だけを基準に塾選びをする無意味さがあります。では、もし仮にすべての塾が受験者数を明らかにして、「合格率」表示をしたとしたらどうでしょう。合格率というのは、どこまであてになるのでしょうか。私はこの数字についても、鵜呑みにすることはできないと考えます。

なぜなら、各塾の入塾段階における生徒の学力差というものがあるからです。塾は預かった生徒の学力を伸ばしていくことが本来の使命ですが、用意ドンで始まる受験において、スタート段階での学力差はそのままハンディーにもなります。最初から高い学力を持った生徒だけを集める仕組み(難しい入塾テストや特待生制度など)を持った塾があったりすると、一概に合格率をもって優劣を比較することは難しいでしょう

また、C塾の合格率100パーセントは素晴らしい成果ですが、逆に母体の少なさに危うさを感じないでもないのです。
合格者数・合格率といった数字の無意味さを、少しは伝えることができたでしょうか?

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