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教科専任制 VS 複数科目担任制

教科専任制、複数科目担任制についてお話します。個人塾で、塾長しか講師がいないといったケースは、ここでは除きます。

かなり以前のことになりますが、ある地方都市の老舗の塾を見学させていただいたときのことです。中学受験や難関高校受験でかなりの実績をあげている名門でしたが、その授業担当システムには驚いたものでした。

というのも、その塾では、「クラス担任」が1人ですべての科目(小学生であれば4教科、中学生であれば5教科)を担当するというのです。授業の始まる夕方になると、「クラス担任」は自分の受け持ちクラスの教室に入ります。そして、授業が終わるまでは、教室から出ないまま、生徒と一緒にすべての時間を過ごすのです。

教科専任制を当たり前とする塾に所属していた私は、
「これはたいへんだ、この塾に勤めていなくてよかったよかった」
と、胸をなでおろしたものでした。

この塾のように、全科目を1人の講師が担当するのは、かなり珍しいパターンではないかと思います。すべての教科内容に知悉し、受験指導が可能となるまでには、講師の側にかなりの長い時間と負担を強いることになるからです。また、生徒が自分と合わない講師に当たってしまった場合、逃げ場がなくなるというリスクや、講師によって教科指導の得手不得手があることも、忘れてはならないでしょう

ただ、生徒と講師が受験に向けて常に一体となってがんばってゆく、その姿勢と連帯感がより緊密な信頼関係を生み、より高い学習効果を引き出すことは間違いありません。同時に、講師の裁量によって、学習内容や量のバランスを変える(例:このクラスは算数が弱いから今月は算数メインに宿題を出そう)ことが可能となり、臨機応変の指導もできるのです。

では、教科専任制に目を移してみます。講師にとって1科目に専心できることは、より高いスキルアップにつながりますし、常に他の講師とともに生徒を支えていくわけですから、チームとして客観的な指導が可能になります。生徒たちは、1人の講師に叱責されて落ち込んでしまうことがあっても、別の講師を逃げ場にするということもできるのです。責任は4分の1(あるいは5分の1)、力は4倍(5倍)というわけです。

一方で、よほど緻密に連携をとっていないと、各科目担当がバラバラの指示を出してしまったり、過度な負担を与えてしまったりすることにもなりかねません。教科担当同士の力関係も、その指導に大きく影響することがあるので注意が必要です。

以上、極端な例を挙げてまいりましたが、実際には、文系・理系のそれぞれの担当2~3名で、ひとつのクラスの指導を行うことが多いことを添えておきましょう。

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