塾

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塾という最高の出会いの場

このたび、「後悔しない塾選びの秘訣」という少々手にあまる課題をいただいて、ひいひい言いながらも「これだけは言っておきたい」「これは書いておこう」といった事柄を、できるだけわかりやすく述べてみたつもりです。プロとして塾業界の末席を汚させていただいているとはいいながら、たかだか20年ほどの個人的経験をもとにしている話です。独断に陥ったり偏見に類したりする部分があるかもしれませんが、あくまでもひとつの見方、ひとつのモノサシということで、ご勘弁願えればと思います。

本章で何度も述べてきましたように、「万人にとって最高の塾」というのは幻想にすぎません。学習の目的、本人の学習状況、生活のリズム、ご家庭の方針、そのほか諸々の条件のなかで、「その生徒にとって一番良い塾」「最も効果を生む塾」が生まれるというだけなのです。

ただ、どのような形態の塾であれ、最低限クリアしておくべき基準・レベルがあり、それを満たさない塾については、本人に合う合わない以前の問題となるでしょうし、塾業界全体の未来を考えると淘汰されてしかるべきでしょう。そのような最低限の基準を見たさない塾がいまだ多く存在しているために、「塾選び」は真剣にならざるをえませんが、少なくともそういった怪しい塾については、本章をじっくり読んでいただくことで、自然と見分けることができるのではないかと考えています。

「塾」というのは、考えてみれば、出会いの場でもあります。私事で恐縮ですが、私はある地方の田舎町で、勉強とはまったく無縁のやんちゃな小学生時代を過ごしていました。通信簿には、ひとつとして「よい」がなかったことを覚えています。

そんな私が4年生になったばかりの頃でしょうか、今でも心の師と仰ぐ方と出会ったのです。それは、当時無理やり通わされることになった、公文式の教室でのことでした。

入会時に学力テストを課されたのですが、良いはずもない私の答案(算数でした)を見ながら、その教室を開いていた女性の先生がこういったのです。

「すごく計算が速いのね」

恥ずかしながら、勉強面でほめられたことのなかった私は、天にものぼらんばかりの気持ちでした。以来、算数はずっと私の得意科目となり、勉強自体に徐々に興味を覚えるようになっていったのです。おそらく学校に通っているだけでは、私が勉強に目を向けることは一生なかったでしょう。公文式のシステムもさることながら、なによりその方の言葉のおかげです。

「塾」という場には、このような素敵な出会いの機会とそのための仕掛けとが、たくさん用意されています。その大切な場を選ぶのは、皆様(生徒と保護者)なのです。じっくりと時間をかけて選んでください。もちろん、やり直しは何度でもききますから、仮に失敗しても焦らないことです。

それでは、皆様に良い出会いがあることを祈りながら、終章とさせていただきます。

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