模擬試験データの信憑性が、「母体」の大きさやその構成によるところが大きいことは、いうまでもないことでしょう。
とりわけ偏差値との関連においては、この「母体」(または母集団)の特性が数値に影響する場合があるので、注意が必要です。
たとえば、中学受験生を対象とした模擬試験と、高校受験生を対象とした模擬試験では、同じ偏差値の数値であっても、同列に比較してみることはできません。
というのも、中学受験を志す生徒の学力は小学生平均よりも高い傾向にあるのに対して、中学卒業者の97パーセントが志す高校受験における中学生の学力平均は、それよりも低くなるからです。
また、これは同じ学年を対象とした模擬試験にあっても同様で、たとえばレベルの高い生徒のみが母体となる模擬試験の偏差値は低く表れ、そうでない模擬試験の場合には高く表示されることになります。
「A模試ではいつも成績(偏差値)がいいんだけど、B模試になるとからきしで…」などというのが好例でしょう。
したがって、模擬試験や各種テストにおいて自分の学力や位置を把握する際には、その母体となる人数や特性をしっかり理解する必要があります。
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